不貞行為の例

不貞行為の例

不貞行為とは実にあいまいな言葉で、実際にどこからどこまでがそれに当たるのか線引きが難しいこともめずらしくありません。
そこでここでは一般的な見解として不貞行為に該当する行為とはどんな行為なのか例を出しながら紹介していきますので参考にしてください。

はじめに不貞行為は浮気や不倫が直接的な原因になることがほとんどで、性的関係があったかどうかがポイントになります。
たとえば夫が妻に黙って親しい女性と数回食事に行った場合、それが発覚してもおそらく不貞行為が認められることはまずないでしょう。
と言うのも、不貞行為の定義には「家庭環境・夫婦間の関係を著しく壊したか」が争点になるからで、親しい女性と食事に行ったからと言ってそこに該当するかと言えばそうではないと判断できるからです。
ただそこから性的な関係に発展してしまった場合は民法709条あるいは710条にも触れる行為にあたるので、認められる可能性が極めて高くなります。

性的な関係とはいわゆるセックスをしたかどうかで、これはそれに準ずる行為も該当するケースが多いとされているので、オーラルセックスも当てはまります。
それでは風俗へ行った場合はどうなるのかと言うと、こちらも料金を支払って合意のうえで関係に至っているため、認められる場合が多いです。
この点はあまり把握できていなかったという人も意外と多いので、覚えておいてください。
逆に女性が強姦にあった場合は合意のうえではありませんので当然不貞行為には該当しませんし、どちらが主導で進めたのかも慰謝料の金額を決めるうえでポイントになります。

たとえば一緒に食事に行った際にお酒を飲み過ぎてしまい、女性が酔っ払っている状態で関係に及んだ場合は必ずしも正確な判断ができる状態ではないため、確実な不貞行為とみなされないこともあります。
また男性側が関係を切りたいと思い、それを切り出しているにも関わらず女性側が不貞行為の継続を望みそれに至っている場合も男性側への慰謝料請求対象にはなりますが減額の対象にもなります。
これは気持ちがどれだけ入っているかも判断基準になるからで、反省が見られそのための行動がみられる場合は情状酌量の余地ありと判断され、最初の請求額より減額される可能性は高いでしょう。

このように不貞行為はいくつもの例があって、数回程度の場合もあれば何年も継続的にしている場合もあります。
期間が短いから許されるわけではありませんが、そこも判断のポイントになることは覚えておいてください。